お昼寝布団カバー 綿100%のメリット、デメリット｜保育園用掛け敷き布団カバーの選び方

保育園や幼稚園に入園すると、必要になってくるたくさんの準備品。その中でもお昼寝の時に使う掛け布団カバーや敷き布団カバー。子どもにとってどんなものがいいのだろうと悩まれる方も多くいらっしゃるかと思います。できるだけ子どもたちに気持ち良く使ってもらって、快適なお昼寝をとってもらいたいですよね。
今回はカバーの素材について、お話しさせていただきます。カバーの素材はどんなものが良いのか、メリット・デメリットなどご紹介させていただきます。

１．お昼寝布団カバーのおすすめ素材

天然素材、特に綿100％のものがおすすめ！

綿100％のものなど、天然素材の掛け布団カバーや敷き布団カバーがおすすめです。子どもの肌に直接触れるものなので、肌触りがやさしく、吸水性、通気性に優れた天然素材がおすすめです。天然素材には麻などもありますが、肌が敏感な子どもたちには、赤ちゃんの服やおくるみなどにも使われる綿100％も布団カバーがおすすめです。
綿の特性やメリット・デメリットについて、詳しく見てみましょう。

２．綿100％布団カバーのメリット

綿素材おすすめポイント

・柔らかくやさしい肌触り
・吸水性・吸湿性、通気性に優れている（蒸れにくい）
・保温性に富む
・親水性でお洗濯で汚れが落ちやすく、衛生的で清潔
・耐熱性に優れ、アイロンがけがしやすい

柔らかくやさしい肌触り

綿100％の生地は、柔らかく、ホッと安心するようなやさしい肌触りです。これは、綿繊維の形状が大きく影響しています。綿繊維を顕微鏡で見ると、天然のよじれがあり、先端は丸みを帯びています。このため、肌当たりがやさしく、そっと包んでくれるような安心感を与えてくれると考えられます。

吸水性・吸湿性、通気性に優れている（蒸れにくい）

綿繊維の中は空洞（中空）になっていて、この部分に汗や水などの水分をたっぷりと含むことができます。寝ている間にかいた汗をしっかり吸収してくれるので、汗をよくかく小さいお子様にもおすすめです。化学繊維のカバーだと、吸水性・吸湿性が悪いので、寝ている間に蒸れてしまって体の冷えにつながってしまったり、ぐっすりと快適な睡眠をとることが難しくなってしまいます。

保温性に富む

綿繊維の中が空洞（中空）になっていることで、熱伝導率が低く、生地にたまった熱が放出されにくくなっています。そのため、保温性が高く、あたたかさを保ってくれます。
冬は高い保温性で体温を外に逃がさず、布団の中のあたたかさをキープしてくれます。また、夏は寝ている間にかいた汗を吸収し、放出するときに気化熱が発生し、布団内の温度を下げてくれます。

親水性でお洗濯で汚れが落ちやすく、衛生的で清潔

人は寝ている間にも多くの汗をかきます。体温が高く、汗をかきやすい子どもなら大人よりも寝汗は多くなります。その汗や皮脂汚れを付着したままにしてしまうと細菌が増殖してしまい、衛生的に良くありません。臭いや肌トラブルの原因にもなってしまいます。
綿は親水性の性質を持ち、お洗濯時に水をくっつこうとするため、布団カバーについた汚れが落ちやすいという特徴があります。反対に、化学繊維は親油性で油を好み、お洗濯時にうまく水とくっつかず、皮脂などの油とくっつこうとするため、布団カバーについた汚れが落ちづらく、洗濯を繰り返すと次第に薄汚れる傾向があります。

耐熱性に優れ、アイロンがけがしやすい

綿はミトンや布巾などの調理器具、溶接や電気工事をする現場の作業着にも使用されるほど耐熱性に優れており、しっかりとアイロンをかけることができます。綿はお洗濯をするとどうしてもシワができてしまいますが、気になる場合は、アイロンをかけることで見た目もきれいに使用することができます。

３．綿100％布団カバーのデメリット

綿素材の気を付けたいポイント

・洗濯で縮みやすく、シワになりやすい
・冬場は乾きにくい

洗濯で縮みやすく、シワになりやすい

綿は親水性で水を好み、たっぷりと水分を含むので、お洗濯をするとたくさんの水を繊維の中に含み、膨らんだ状態になります。それが乾いていく過程で、元の形状に戻ろうとするため、引っ張られて縮みやシワとなります。最初のお洗濯の時が一番縮みが出やすく、その後は大きな縮みは出にくくなります。また、干す時にシワを伸ばすように干すことで、深いシワは付きにくくすることができます。
乾燥機の使用には注意が必要です！高温で急速に乾かすことにより、通常より大きく縮みがでてしまいます。お洗濯をする前に、洗濯タグを確認し、「乾燥NG」の表記がないか確認しましょう。

冬場や梅雨の時期は乾きにくい

これも水を好む綿の特性ですが、お洗濯をすることで、繊維の中にたくさんの水を含むので、冬場や梅雨の時期は乾きにくくなってしまいます。

４．布団カバーにおすすめの生地！

当店の綿100％使用のおすすめ生地を紹介いたします。
生地ページではより詳しい説明をしておりますので、気になる生地がありましたら、お読みください。

BHカラー

ほどよい糸の太さ（糸番手）と密度で、柔らかすぎず固くなりすぎず、耐久性を損なわないバランスのよい綿100％、ブロード織りの生地です。ガーゼとはまた違い、少しはり感のある生地です。リーズナブルで洗い替え用など多数お求めの方にもおすすめです。

ピーチフレッシュダブルガーゼ

安心の日清紡テキスタイルピーチフレッシュ抗菌防臭加工生地使用。汗をかきやすいお子様用にもおすすめの生地です。洗えば洗うほどふっくらとふわふわになり、やさしい肌触り。点結ダブルガーゼなので、通気性も抜群です。

40オーガニックコットンダブルガーゼ

トルコのイズミルで育てられた、オーガニックコットンを100％使用したダブルガーゼです。農場から紡績まで一貫管理ができ、生産者の顔が見れるので、安心安全なオーガニックコットン。
昔ながらの和晒製法で生地本来の風合いの良さを引き出し、とことん柔らかいガーゼに仕上がっています。通気性もよく、一年を通して使用できるダブルガーゼです。

80オーガニック超長綿ダブルガーゼ

とっても細い80番手の超長綿コンパクト糸を使用した軽くてふんわり柔らかいオーガニックコットンダブルガーゼ。細い糸を使用しているので、なめらかでとっても肌触りのよいやさしい生地です。春秋はもちろん、一年を通して使用できるダブルガーゼです。やさしい肌触りで敏感なお肌のお子様にもおすすめです。

花柄ダブルガーゼ petit flora

様々なかわいらしいお花をぎゅっと詰め込んだフレンチカジュアルなテイストのカバー。通気性と保温性も高く、春秋をはじめ一年中お使いいただけるダブルガーゼでやさしく包み込まれるほどにこころも身体もリラックス。
さらに、小ロット生産が可能なインクジェットプリントにもかかわらず高いクオリティーを持つという環境にやさしくうれしいダブルガーゼです。