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カバーペディア

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サテン カバー おすすめ | 特徴と選び方

サテンの寝具カバーと聞くとどのようなものを思い浮かべるでしょうか。サテンといっても綿でできているもの、シルク、ポリエステル…など原材料もさまざまであれば、糸の細さもさまざまです。今回はサテン生地のカバーについて、特徴や選び方をご紹介いたします。
当店では天然素材を使用したカバーを取り扱っておりますので、最後にご案内いたします。

1.サテン生地について

サテン生地とは、織り物の三原組織のひとつである「朱子織り(繻子織り)」のことをいいます。なので、「サテン」というのは生地の名前ではなく、朱子織りという織り方で織った物のことを指す総称が「サテン」です。 また、化学繊維であるポリエステルを使用したサテン生地がよく知られていますが、綿を使用した綿サテンやシルクを使用したシルクサテンなど天然素材を使用したものもあります。当店では、天然素材を使用したサテン生地を取り扱っていますので、後ほどご紹介させていただきます。

シルクサテンと綿サテン

2.サテンカバーの特徴

艶やかさと光沢

朱子織は他の織り方と比べて、タテの糸とヨコの糸が交差する点をできるだけ目立たない様にしているため、表面の凸凹が少なくなり、光に反射して光沢がでます。 また、どの素材を使用するかによっても光沢の具合は違ってきます。ポリエステルサテンはテカテカとした光沢に感じますが、綿サテンはギラギラしすぎず上品な光沢に感じます。糸の細さによっても変わり、細いほど光沢がでやすくなります。

艶やかさと光沢

滑らかな肌触りとドレープ性

滑らかでとろんとした肌触りやドレープ性(肌沿い)は、糸の細さと繊維の長さによって変わってきます。糸が細いほど、繊維が長いほど、肌触りもドレープ性もよくなります。糸の細さは番手で表しますが、数値が大きいほど細くなっています。一般的なカバーで40番手糸、高級なものだと60番手糸や80番手糸が使用されます。綿では綿花の繊維の長さとなりますが、一般的なもので平均25㎜ほど。短繊維綿は21mm以下、中繊維は21 ~28mm未満、最高クラスは超長綿の35mm以上となっています。

綿サテン生地と一般的な綿生地

吸湿性、吸水性が低い

朱子織は織り方の構造上、吸湿性や吸水性が低くなるというデメリットがありますが、綿100%の綿サテンなど素材自体に吸湿性、吸水性の高いものを選ぶとデメリットが解消されます。織り方と素材それぞれを特性を考慮して選ぶのがおすすめです。

耐久性が低い

朱子織は糸の交差する点を少なくしているので、タテの糸またはヨコの糸が浮いている部分が多くなっています。ですので、平織りなどと比べると引っかけやすくなってしまったり、摩擦に弱くなります。

高級感

艶やかさと光沢があるので、寝室に高級感を出したいときにもサテン生地は打って付けです。また、お部屋の雰囲気に合わせてベッドスカートやベッドスローなどをプレスしてもより様々なイメージの高級感を演出できるのではないでしょうか。

シルクサテン

3.サテンカバーの選び方

素材

「サテン」とは、朱子織で織った織物の総称なので、様々な素材があります。ポリエステルなどの化学繊維、綿、シルクなどがあります。朱子織は織り方の構造上、吸湿性・吸水性が低くなるので、生地の素材は吸水性・吸湿性のある綿やシルクの天然素材を使用したものがおすすめです。

綿糸の細さ

綿サテンについてもう少し詳しく見てみると、綿糸の細さが違えば、肌触りやドレープ性が変わってきます。細いほど生地は柔らかく、光沢もより一層引き立ちます。細さに加え、綿糸を作る工程での処理によっても光沢や毛羽立ちが変わってきます。繊維の向きをそろえただけのカード糸と、カード糸からさらに短繊維を除去し、繊維の配列をそろえたコーマ糸があり、コーマ糸の方が光沢がより出て、毛羽立ちも抑えられます。 羽毛布団のカバーであれば、羽毛をつぶさずに中に多くの空気を含んだ状態を保てるような軽くてしなやかな80番手糸などの細い糸のカバーがおすすめです。もう少し張りもほしいと思われる方は、60番手などお好みにあわせて選んでいただくのがおすすめです。

綿花の繊維の長さ

綿サテンでは、綿花の繊維の長さによってドレープ性が変わってきます。一般的なもので平均25㎜ほどですが、より長いものを選べば、よりドレープ性のよい生地となります。 ドレープ性がよりと生地が肌に沿うので、体との隙間が少なくなり、あたたかく過ごしていただけると思います。

綿花の繊維の長さ

4.当店のサテン生地のカバー商品のご紹介

インドオーガニック超長綿サテン

環境に配慮したオーガニックコットンを100%使用した生地です。超細番手の80番手糸、さらに希少価値の高い超長綿を使用しているので、上品な光沢があり、柔らかくドレープ性のある生地に仕上がっています。

インドオーガニック超長綿サテン

ブロックチェックサテン chess

長綿コーマ糸を100%贅沢に使用しているので、柔らかな肌触りでありながら強さのある生地になっています。サテン織りの一種である昼夜織りでチェス模様を出し、美しい光沢とスタイリッシュな見た目です。

ブロックチェックサテン chess

シルクサテン

真珠のように美しい極上の光沢があるシルクサテンです。一般的な綿生地の2倍以上の極細糸の、タテ42デニール、ヨコ84デニールの糸でサテン織りをしているので、すべすべつるつるの肌触りと、柔らかく肌沿いのよさが特徴です。吸放湿性が高く、保温性にも優れているので、「冬はあたたかく、夏は涼しく」オールシーズン快適におつかいいただけます。

シルクサテン

つくるカバー店長
岩本悠資プロフィール

岩本悠資

所属 岩本繊維株式会社 代表取締役社長
出身 1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。広告代理店入社、営業部配属。岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。
睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格 ・上級睡眠健康指導士(第553号)、日本睡眠教育機構所属。
https://jses.me/
・通販エキスパート検定3級(310010270093)、一般社団法人 通販エキスパート協会所属。(https://tsuhan-exa.org/
・京セラ創業者稲盛和夫氏を塾長とする経営勉強会「盛和塾」所属。(盛和塾は2019年12月閉塾)
(https://www.kyocera.co.jp/inamori/contribution/seiwajyuku/about.html)

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