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シルクとサテンの違いについて詳しくご紹介

こんにちは!みなさんはとシルクとサテンの違いについてご存じでしょうか。この記事ではシルクとサテンの違いについて詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.シルクとサテンはどう違う?生地の種類や特徴を解説

どちらも光沢のある生地なので混同されることがありますが、同じものではありません。

「シルク」は生地の素材の名前で、「サテン」は生地の織り方の名前です。

・サテンとシルクの違いは?

「シルク」は生地の素材の名前ですが、サテンは、実は素材の名前ではありません。シルクは、サテンと混同されがちですが、根本的な違いがあります。シルクの原料は蚕の繭からとれる動物繊維であるのに対し、サテンの原料はこれといった決まりはありません。サテンは朱子織りという織り方でできた布のことを指すため、シルクを使ってサテンを織ることも可能です。

・シルクとは?

シルクは、蚕(かいこ)の繭から作られるタンパク質の天然繊維です。お肌の成分に近いとされる、アラニンやグリシンなど約20種類ものアミノ酸が結合した天然繊維は皮膚への刺激がとても少ないのが特徴。軽くて柔らかい、しなやかで心地よい、静電気が起きにくくホコリを寄せ付けないといった、特有の魅力をたくさん持った素材です。

人間の皮膚のタンパク質構造に近いことから、「第二の皮膚」と呼ばれることもあります。お肌が敏感な方にも選ばれやすく、世代や肌質を問わず人気が高い素材です。

シルクの特徴

  • 軽い
  • 光沢がある
  • 柔らかい
  • 丈夫
  • 静電気が起こりにくい
  • 吸湿性・保湿性が高い
  • 紫外線を吸収する

繭は蚕の体を守るための物なので、生物にとって快適な環境になるような特徴を多く備えています

また、シルクはとても柔らかく肌触りがいいため、上質なパジャマとしても高い人気があります。

紫外線を吸収してくれるので皮膚は守られますが、長時間日光に当たると、シルク自体が黄色に変色してしまうという欠点があります。干す場合は日光に当たらない場所を選んだ方がよいでしょう。

サテンとは?

サテンとは、「朱子・繻子(しゅす)」という織り方で作った織物のことを指します。生地に使われている原料を問わず、この織り方で織った布地のことをサテンと呼んでいます。

朱子織りの特徴は、タテ糸とヨコ糸のどちらか一方が長く表面に浮いていることです。この構造により、どちらか一方の糸だけで織られているように見え、表面がとても滑らかになります。

サテンは、中国発祥の織物です。中国からヨーロッパに渡り、日本に広がったのは江戸時代初期からと言われています。あまり馴染みがないと思われるかもしれませんが、パーティー用ドレスや和装の帯などフォーマルなアイテムではよく使われている素材です。

サテンの特徴

  • 光沢がある
  • なめらか
  • つるつるしている
  • 摩擦や引っ張られることに弱い

同じ原料を用いていても、他の織り方よりもサテン織りの方が滑らかでつるつるした肌触りになります。これは、サテン織りでは縦糸が表面に多く出るような織り方をするためです。

シルクが用いられているサテンはシルクサテンと呼ばれています。一方、ポリウレタンやポリエステルなどの化学繊維を用いているサテンは化繊サテンと呼ばれます。

このシルクサテンの見た目がシルクと似ているため、シルクとサテンが混同されることがあるようです。

化繊サテンは化学繊維の特徴を持つため、保湿性や吸湿性が低いものがあります。季節による使い分けが必要です。

2.シルクとサテンの見分け方は?

シルクサテンと化繊サテンは同じサテン織りで作られているため、見た目がかなり似ており、見ただけで区別するのはかなり大変です。
しかし、生地を擦り合わせることで、一発で両者を見分けることができます

化繊サテンを擦り合わせても何も起きませんが、シルクサテンを擦り合わせると、キュッという音が鳴ります。

この音は「絹鳴り」と呼ばれるもので、シルクの繊維同士が引っかかることで起きます。これはシルクの繊維が使われている生地でしか起きないため、見分けるポイントになります。

3.シルクとサテンのメリット・デメリット

・シルクのメリット

・美しい光沢
・肌触りがよい
・夏涼しくて、冬暖かい
・素肌にやさしい
・静電気が起こりにくい

・シルクのデメリット

・太陽光に弱い
・シミが出来やすい
・摩擦に弱い

・サテンのメリット

・ツヤツヤした光沢と高級感がある
・滑らかな肌触りで滑りが良い
・着やすく脱ぎやすい
・肌にチクチクせず着心地が良い

・サテンのデメリット

・摩擦や引っ張りに弱い
・傷つきやすく変質しやすい
・保水性、吸湿性が低い(素材による)
・保温性が低い(素材による)
・高温に弱い(素材による)

4.当店おすすめのシルクとサテン

シルクサテン

真珠のように美しい極上の光沢があるシルクサテン。
こちらのシルクは一般的な綿生地の2倍以上の極細糸となる、タテ42デニール、ヨコ84デニールの糸でサテン織りをしているため、すべすべつるつるの肌触りで、柔らかく肌沿いのよい生地です。また、吸放湿性が高く、保温性にも優れているので、「冬はあたたかく、夏は涼しく」一年を通して快適に使うことができます。

オーガニックインド超長綿サテン

コットンでありながらシルクのような滑らかさと光沢の超長綿サテンを使用した環境に配慮したオーガニックコットン100%のカバーリング。綿の全生産量の5%ほどしかとれない貴重な超長綿は肌にすいつくようなドレープ性とソフトな風合いで、まるでファーストクラスの寝心地、布団からでたくなくなります。

ブロックチェックサテン -chess-

平面的なプリントではなく、陰影でみせる高級感のある、昼夜サテン織りの格子柄のカバーリングは、かけただけでホテルライクな寝室に見せてくれます。天然の油脂分が多い種類のコットンの長綿コーマ糸100%を贅沢に使用した柔らかな肌触りはやみつきになります。

つくるカバー店長
岩本悠資プロフィール

岩本悠資

所属 岩本繊維株式会社 代表取締役社長
出身 1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。広告代理店入社、営業部配属。岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。
睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格 ・上級睡眠健康指導士(第553号)、日本睡眠教育機構所属。
https://jses.me/
・通販エキスパート検定3級(310010270093)、一般社団法人 通販エキスパート協会所属。(https://tsuhan-exa.org/
・京セラ創業者稲盛和夫氏を塾長とする経営勉強会「盛和塾」所属。(盛和塾は2019年12月閉塾)
(https://www.kyocera.co.jp/inamori/contribution/seiwajyuku/about.html)

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