カバーペディア
寝具や睡眠の大切さ。繊維、生地などの素材、オーダー実績など、役立つお話満載です。
夏 シーツ おすすめ|選び方や素材をご紹介
日本の夏は高温多湿、夜にはムシムシとした暑さで快適に睡眠がとれないとお悩みの方も多いのではないでしょうか…。睡眠がしっかりとれないと体のだるさなど次の日のコンディションにも支障が出てしまいます。エアコンを調節しても寝汗のベトベト感や蒸れ感が気になるみなさま、この際にお使いのシーツも夏用に見直してみませんか?
今回は素材の選び方からアイテムの特徴など、きっとご参考にしていただけるような夏用シーツの情報をご紹介いたします!
1.夏のシーツの選び方
素材は天然繊維がおすすめ
夏場にお悩みの多い蒸れやお洗濯のお悩みを解決するには天然繊維(綿や麻)を選ぶことがおすすめです。特に夏場は麻も人気があります。
★おすすめポイント
・蒸れにくい
・お肌に良い
・洗濯しやすい
蒸れにくい
夏場に汗をかいて吸水性の悪いシーツを使っていると菌の繁殖やあせもなどの原因にもなります。また、人は寝ている間にもコップ一杯分の汗をかくと言われています。夏場になると500ml(ペットボトル一本分!)の汗をかいているともいわれているのでさらに驚きですよね。そんなことを知ってしまった今、私自身も吸水性にも気を使って買い物をしてしまうようになりました…。天然繊維は合成繊維に比べ汗をよく吸うのでおすすめです。
お肌に良い
夏場は半袖で寝たり、暑くなって無意識に裾をまくりあげていたりすることもあるので一年の中でもシーツとお肌が接する場所が多くなってしまう季節。綿は繊維の先端に丸みを帯びているのでお肌にストレスもかけず、お肌にやさしい素材です。そのやさしさで繊細なお肌を持つ赤ちゃんのおくるみなどにもよく使われているほど。また、麻は吸放出性が高いので汗をかいても肌に張り付きにくくサラッと使うことが出来ます。
洗濯しやすい
汗や皮脂が酸化して蓄積した皮脂汚れ。夏場に多いそんなお悩みにも、天然繊維は「親水性」で、洗濯すると水とくっつこうとするため、付着した皮脂汚れなどが取れやすくカバーには最適な素材です。
ちなみに、ポリエステルなどの化学繊維は「親油性」で、洗濯をしても油とくっつこうとするため、汚れが取れづらく直接素肌に触れるカバーには不向きです。
肌触りにもこだわって
先ほどお肌に良いとご紹介した天然繊維ですが、肌触りの好みに合わせて選ぶことでより快適に睡眠をとることができます。いくら上質な素材であったとしても体質によっては合わない場合もありますので、実際に触って肌に合うか確かめることも大切です。
当店つくるカバーではオンラインの販売でありながらもご購入前に生地をお確かめいただけるよう、無料で生地サンプルのサービスを行っておりますので機会があれば是非サンプルのお取り寄せからでもご利用いただければ嬉しいです。
2.おすすめシーツの種類
シーツと一言にいっても様々な種類があります。今回はそのなかでも2つ、それぞれのメリットやデメリットも踏まえてご紹介します。
ボックスシーツ
ボックスシーツはマットレスをしっかりと覆うことが出来るのでずれにくく、外れる心配もないのでしっかりとシーツをかぶせた状態で寝たいという人におすすめです。また、ゴムが入っているのでフラットシーツなどの折り込んで使うシーツに比べ付け外しが楽々。一人でも扱いやすいシーツです。
人気の高いボックスシーツですが、難点を上げるとすると洗濯面です。ボックスシーツにはゴムが入っていてその部分は生地が重なっているので乾きずらいという点があります。
敷シーツ
ボックスシーツも楽に装着できるシーツですが、もっと簡単にさっと装着できるものをお探しの方には敷シーツもおすすめですよ。敷シーツは四隅にゴムがついていてマットレスの角にゴムをかけるだけで完成という優れもの。一枚ものなので、シーツを干す際にも乾きやすいので洗濯面でも取り扱いやすいアイテムです。ただしボックスシーツほどのずれにくさやしっかりとした装着感ではないので見た目なども考慮したうえで選ぶことが大切です。
それぞれの特徴を理解するとシーツを選ぶ判断基準になるのではないでしょうか。是非参考にしてください!
3.当店のおすすめ3選
夏におすすめな生地を3つご紹介します。夏のおすすめといっても一年中使用できるので、夏用に買ってみて気に入っていただけたらそのまま秋→冬と使っていただくことも可能です。
BHカラー
ほどよい糸の太さ(糸番手)と密度で、柔らかすぎず固くなりすぎず、耐久性を損なわないバランスのよい綿100%、ブロード織りの生地です。蒸れ感のないさらりとした肌触りで、全8色とコーディネートもしやすくおすすめです。
リーズナブルなお値段なので頻繁に洗濯したい夏の洗い替え用に何枚か買っておくのも良いかもしれませんね。
インドオーガニック超長綿サテン
コットンでありながらシルクのような滑らかさと光沢の超長綿サテンを使用した環境に配慮したオーガニックコットン、綿100%の生地です。綿の全生産量の5%ほどしかとれない貴重な超長綿は肌にすいつくようなドレープ性とソフトな風合いで、まるでファーストクラスの寝心地、布団からでたくなくなります。
つるっとした肌触りで触れた瞬間に少しヒヤッとするのがここちよいシーツです。
近江ちぢみ麻
伝統の技法、近江ちぢみのシボで肌にはりつかない、寝返りするたび、ひんやり涼しい麻100%の生地です。シャリ感、清涼感たっぷり、見た目も涼しい夏におすすめの生地です。
麻なのでべたつきにくくお洗濯後も乾きやすいシーツです。
4.さいごに
シーツを揃えて準備万端にしておけばムシムシする夏だって待ち遠しくなるかもしれませんね。当店では今回ご紹介した生地以外にも開発中の一重ガーゼやリネンなど夏の夜を快適にできるような商品を揃えてみなさまの選択肢を増やせるように努めてまいります!
最後までお読みいただきありがとうございました。
つくるカバー店長
岩本悠資プロフィール
所属 | 岩本繊維株式会社 代表取締役社長 |
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出身 | 1983年10月 京都生まれ |
経歴 | 同志社大学経済学部卒業。広告代理店入社、営業部配属。岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。 睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、パジャマ選びなどの情報をブログで発信。 |
資格 | ・上級睡眠健康指導士(第553号)、日本睡眠教育機構所属。 (https://jses.me/) ・通販エキスパート検定3級(310010270093)、一般社団法人 通販エキスパート協会所属。(https://tsuhan-exa.org/) ・京セラ創業者稲盛和夫氏を塾長とする経営勉強会「盛和塾」所属。(盛和塾は2019年12月閉塾) (https://www.kyocera.co.jp/inamori/contribution/seiwajyuku/about.html) |